高齢うつへの対処法|身近な人のうつ病を治すために|接し方で変わるうつの症状
ウーマン

身近な人のうつ病を治すために|接し方で変わるうつの症状

高齢うつへの対処法

カウンセリング

近年社会問題となっていることといえば、高齢者の介護の問題です。特に接し方が難しいとされているのが、認知症を患った高齢者です。記憶力の低下とともに、妄想や異常行動を繰り返すようになるため、介護を行なう人は肉体だけでなく、精神的な負担も大きなものとなります。しかし最近では、この認知症患者の一部は高齢うつによる症状だとする考えが注目されています。高齢うつは、周囲から孤独になりがちな高齢者の境遇によって、発症するうつ病です。知人との死別や核家族化によって子供との別居、さらには年齢にともなう外との交流が減少することにより、高齢者の多くにうつ病が発症してしまうのです。この高齢うつは初期の認知症と症状がほぼ同じであるため、専門家でも誤診してしまうことがあります。区別の方法として挙げられるのが、相手の態度が「自罰的」か「他罰的」かといったことでしょう。うつ病に掛かると自罰的な思考に陥りますが、認知症はこうした徴候がないので、常に自分が正しいと考える傾向があります。また、認知症には徘徊する癖がよく現れますが、高齢うつの場合、通常のうつ病同様に倦怠感や意欲の低下があるため、自ら外へ出ようとはしないのです。素人では判断が難しいため、一つ一つの行動をしっかりメモし、心療内科の医師に伝えることで、高齢うつか認知症かを診断してもらえます。

認知症は未だ治療法が確立していませんが、高齢うつであれば正しい接し方や治療法を心がけることで、回復に向かわせることができるでしょう。定期的に心療内科へ受診させ、薬を服用させることで、高齢うつの病状を回復させることができます。うつ病になると脳の働きが鈍るため、物忘れなども多くなります。しかし、しっかりと治すことができれば、こうした物忘れも回復できるため、また以前のように元気な状態となるでしょう。

高齢うつを発症した家族への接し方は、とにかく感情的に対応しないことが挙げられます。高齢うつになると、被害妄想も激しくなるため、よく家族の誰かに自分の持ち物を盗まれたと考えるようになります。多くの人は、こうしたいわれのない疑いを掛けられれば怒ってしまうでしょう。しかし、うつ病の人に対して感情的な接し方をしてしまうと、相手を追い詰めてしまい余計に症状が深刻化してしまいます。接し方として、まずは怒りを抑えて相手へ親身に接し、一緒に探してあげるとよいでしょう。また、相手がよくなくしてしまう物と同じものを用意しておくのも効果的です。一緒に探してあげるふりをして、見つかりやすい場所に置いてあげることで、相手もストレスを感じず満足してくれます。

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