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身近な人のうつ病を治すために|接し方で変わるうつの症状

重要な生活習慣

頭を抱える人

心身を健康に保つために、重要な要素は三つあります。すなわち「食事」「睡眠」「運動」の三つです。家族や恋人がうつ病に罹った場合、食事などを用意してうつの人を支える必要があります。正しい接し方として、この食事や睡眠、運動などの生活習慣を管理することも重要となるでしょう。うつ病の人に高い効果をもたらす食事といえば、大豆が含まれている食事が挙げられます。大豆を摂取すると、体の中で「セロトニン」と呼ばれる物質が作られるようになります。このセロトニンは、心身のバランスを整える作用がある神経伝達物質です。うつ病になると、脳内で分泌される神経伝達物質の量が減少することが知られています。物事への意欲を生み出すドーパミンや、趣味などへの楽しみを生み出すエンドルフィンが減少することで、強い倦怠感や趣味などへの好奇心が減退してしまいます。また、ノルアドレナリンが減少するとネガティブ思考が現れるなど、うつ病特有の精神状態が現れます。セロトニンは、脳内の神経を活性化させる作用があるため、セロトニンが体で作られると、神経伝達物質の数も増えるようになります。うつ病になると相手への接し方も難しくなりますが、味噌や納豆など、大豆食品を食べさせることで、症状を緩和させることもできるでしょう。

前述したセロトニンは、神経伝達物質のバランスを整えると同時に、人の睡眠を促す作用もあるとされています。うつ病の人は交感神経が常に優位の状態となっており、脳が常に興奮状態に陥っています。睡眠は副交感神経が優位にならなければまともに行なうことができないので、うつ病になった人の多くは不眠症を患います。人によっては寝すぎてしまうこともありますが、これは交感神経の働きによって眠りが浅くなり、浅い分を補填するために長時間眠っていることが考えられます。どちらにしても睡眠障害であることは変わらず、放置するとうつ病が進行する可能性もあるため、対処をする必要があります。接し方としては眠る時間になった時に、相手に眠るよう伝えるとよいでしょう。強制的に電気を消すような真似をすれば、相手もストレスを感じる場合があるため、必ず同意を得てから眠らせるようにしましょう。大豆食品によって得られるセロトニンは、不眠解消にも効果があります。食事による対処法と組み合わせるとさらに高い効果が得られます。

うつ病の人の多くは、倦怠感と意欲の低下によりほとんど引きこもりのような状態となります。しかし、そうした状態は運動不足を生じさせるため、放置するのは問題となるでしょう。運動習慣を行なうことで、脳への血流量を増やすことができるため、脳の活性化によりうつ病の緩和ができます。また、外に出ることで太陽光を浴びられるので、セロトニンの分泌量も増やすことができます。部屋に引きこもらせると、外からの刺激も少ないため一日中ネガティブな思考や妄想を行なうようになり、症状も悪化の一途を辿ります。接し方としては、気晴らしに軽い散歩をするように促すことで、相手も心理的な負担を感じずに少しずつ運動習慣を身に着けさせることができるでしょう。

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